外来化学療法室とは
外来化学療法室は、がん患者さんに対する薬物療法や、自己免疫疾患などの分子標的治療薬の投与を行うための専用の治療室です。各ベッドには専用のテレビも設置されており、リラックスした環境で治療を受けていただくことができます。
専任の看護師が1名以上常駐し、治療中の副作用を観察するほか、症状に関するご相談や副作用の対処方法、自宅での過ごし方などに関する説明や相談をいたします。
当院のがん治療について
当院で実施される薬物療法の計画(レジメン)は、専門の委員会で、論文や臨床試験のデータなどの科学的根拠に基づき、有効性や安全性などを評価した上で承認されたレジメンのみを使用しております。
外来化学療法登録レジメン一覧
レジメンとは、抗がん剤・輸液・支持療法(制吐剤などの副作用対策)薬の種類や量、期間、手順などを組み合わせた時系列的な治療計画書のことです。本資料は、藤田医科大学ばんたね病院でがん治療を受ける患者さんの適正な投与管理を目的として掲載するものであり、その他での用途は想定していません。
《外科》
▶胃がん
▶肝がん
▶大腸がん
▶乳がん
▶膵がん・胆道がん
《呼吸器内科》
▶肺がん
《産婦人科》
▶卵巣がん・子宮頸がん・子宮対体がん・絨毛性疾患・子宮肉腫
《消化器内科》
▶クローン病・IBD
《腎臓内科》
▶ANCA関連血管炎・全身性エリテマトーデス
《脳神経外科》
▶悪性神経膠腫
《泌尿器科》
▶前立腺がん・膀胱がん・尿路上皮がん・腎細胞がん・精巣腫瘍
《外科》
▶胃がん
▶肝がん
▶大腸がん
▶乳がん
▶膵がん・胆道がん
《呼吸器内科》
▶肺がん
《産婦人科》
▶卵巣がん・子宮頸がん・子宮対体がん・絨毛性疾患・子宮肉腫
《消化器内科》
▶クローン病・IBD
《腎臓内科》
▶ANCA関連血管炎・全身性エリテマトーデス
《脳神経外科》
▶悪性神経膠腫
《泌尿器科》
▶前立腺がん・膀胱がん・尿路上皮がん・腎細胞がん・精巣腫瘍
化学療法室の診療体制
ベッド数 |
6 (2024年8月~) |
専任職員 |
医師:3名 看護師:2名 薬剤師:1名 |
対象患者 |
がん薬物療法・自己免疫疾患などの分子標的治療薬の投与を行う外来患者 |
多職種による連携 |
がん薬物療法看護認定看護師への相談、薬剤師外来、栄養士による相談など、患者さんの症状や不安に合わせた相談が可能です |
副作用症状や緊急時の相談は24時間対応可能です
副作用などの不安や症状があり、診療時間外に緊急の相談や受診を希望される場合には、病院の代表電話にご連絡ください(052-321-8171)。当直医師が直接診療、もしくは主治医の診療科と相談して診療を行います。副作用症状の程度や必要に応じて入院となることがあります。
多職種の連携
主治医に相談できないことや不安なこと、症状や副作用についてなどを看護師・薬剤師・栄養士などの多職種に相談が可能です。面談のご希望がありましたら、診療科の看護師や化学療法室の看護師にお伝えください。
がん治療・就労支援
相談窓口では、がん治療を続けながら働きたい患者さんや、経済面で不安を感じる患者さんやご家族を支援する就労支援を行っております。実際には、社会福祉士やがん分野の認定看護師がみなさんのお困りごとをお聞きし、解決に向けて一緒に考える相談を行っています。皆さんが安心して治療に臨んでいただけるよう、治療とお仕事の両立が可能になるよう、お手伝いをさせていただきます。
〈実施内容〉
・病気や治療内容、今後の見通し等について、患者さんの理解をサポートします。
・休職や復職について、主治医と情報共有をしながら、一緒に考えていきます。
・同意が得られれば、患者さんの職場と情報を共有し、復職や療養・就労両立支援プランの作成を支援します。