片側顔面痙攣専門外来

片側顔面痙攣専門外来について

片側顔面痙攣(へんそくがんめんけいれん)は顔の片方の目の周り、口の周りの筋肉が自分の意思とは無関係にピクピクと動く病気です。初期の段階では目の周りのぴくつきから始まり、進行に伴い徐々に頬、口の周りに症状が広がります。更に進行すると目は閉じ続け、顔はつっぱったままになります。これらの症状は特にストレスや緊張などで誘発され、人と話をする時などにも多く出現し、日常生活に大きく支障を来します。原因は、頭の中で顔の筋肉の動きを司る顔面神経という神経が、脳から分かれて出てくる部位で、正常血管に圧迫されることで発症します。
片側顔面痙攣の根本的治療は手術であり、顔面神経を圧迫する血管を顔面神経から離すことで症状の改善が得られ、微小血管減圧術と呼ばれます。手術は脳の深部で行われ、顔面神経を圧迫する血管は正常構造物の影に隠れていることが多く、視認性が手術成績に大きく影響します。神経内視鏡手術では優れた視認性を活かし、小開頭(キーホール)から深部に隠れた責任血管を正確に同定することが可能であり、体への負担が少ない低侵襲手術を行うことで治療成績向上に役立っております。脳神経外科の新しい手術手技であり、当科では他施設に先行し片側顔面痙攣に神経内視鏡手術を取り入れております。片側顔面痙攣専門外来では片側顔面痙攣への神経内視鏡手術に関するご相談を承っております。

片側顔面痙攣への内視鏡下微小血管減圧術

片側顔面痙攣の根本的治療には手術で顔面神経への血管による圧迫を解除する必要があり、微小血管減圧術と呼ばれ、高度な技術と熟練を必要とします。当院では片側顔面痙攣への微小血管減圧術に内視鏡技術を取り入れており、内視鏡は直径4mmの小型内視鏡を使用します。内視鏡を脳の深部まで入れることで、通常は重要構造物の陰に隠れている部位も様々な角度から観察することができ、病状をより正確に把握することができます。これにより手術の安全性、成功率の向上や低侵襲性(手術による体の負担を軽減すること)に役立っています。

 

手術件数

微小血管減圧術の実績

2021

2022

2023

三叉神経痛

54

99

92

片側顔面痙攣

21

19

63

舌咽神経痛

1

1

2

合計

76

119

157

 

片側顔面痙攣専門外来(脳神経外科)

毎週 月・水曜日 午前中
担当:准教授 小松文成、教授 加藤庸子
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