消化器内科

教室紹介

上部消化管、下部消化管、肝、胆、膵各分野の専門スタッフが、消化器疾患全般にわたって最新かつ高度な専門医療を提供しています。代表的な検査件数は上部消化管内視鏡検査2500件、下部消化管内視鏡検査1200件、腹部超音波検査3500件、ERCP300件などです。腹部超音波検査では、肝臓の硬さを定量的に測定して慢性肝疾患の進行度を非侵襲的に評価しています。胆・膵系疾患においては総胆管結石や膵石に対して内視鏡的乳頭括約筋切開術ならびに結石除去術、経皮経肝胆道鏡下結石除去術を積極的に実施しており、体外衝撃波結石破砕療法も早期から導入しています。また、B型肝炎、C型肝炎に対して積極的に抗ウイルス療法を導入しています。

教室の特色

消化器疾患のすべての領域をカバーしていますが、特に、内視鏡診断・治療や超音波診断を積極的に行い、低侵襲な治療を心がけています。

特殊内視鏡でがんの早期発見

内視鏡検査は拡大観察機能を備えたスコープを用いて、狭帯域光観察も行い、精度の高い検査をしています。通常の内視鏡検査ではわかりにくいがんをより早期の状態で発見し、身体に侵襲の少ない治療を行っています。経口での内視鏡検査が苦痛な方には経鼻内視鏡を用いて検査を行っています。

膵石に対するESWL

慢性膵炎に伴う膵石に対して、内視鏡治療のみで治療が出来ない場合、体外衝撃波結石破砕療法(extracorporeal shock wave lithotripsy:ESWL)を組み合わせることで結石を破砕し除去することが出来ます。

撲滅可能なC型肝炎

C型肝炎の治療は1992年のIFN導入に始まりますが、現在はIFNを使わない内服薬のみの治療を行っています。IFN治療に比べると副作用は格段に軽く、治療期間も8あるいは12週間と短くなり通院での治療が可能です。高齢者でも代償性肝硬変でも約95%の患者さんでHCVの駆除が可能です。

スタッフ紹介

教授
  • 片野 義明

教授
  • 橋本 千樹


    【専門】
    胆道・膵臓
    【資格】
    日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会専門医・指導医・学会評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員、日本超音波医学会専門医・指導医・代議員、日本胆道学会認定指導医・学会評議員、日本膵臓学会認定指導医、日本消化器がん検診学会、日本肝臓学会、日本癌治療学会 会員

准教授
  • 小林 隆


    【専門分野】
    消化管疾患全般
    【認定資格等】
    日本内科学会認定内科医・指導医・支部評議員、日本消化器病学会専門医・指導医・支部評議員、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医・学術評議員・支部評議員、日本消化器がん検診学会総合認定医・指導医・代議員・支部代議員、日本がん検診・診断学会がん検診認定医・評議員、日本大腸検査学会評議員、日本潰瘍学会評議員、日本高齢消化器病学会評議員

准教授
  • 山本 智支


    【専門分野】
    胆道疾患・膵疾患
    【認定資格等】
    日本内科学会総合内科専門医・支部評議員、日本消化器病学会専門医・指導医・学術評議員・支部評議員、日本内視鏡学会専門医・学術評議員・支部評議員、日本消化器がん検診学会総合認定医・支部代議員、日本膵臓病学会指導医、日本胆道病学会指導医、日本高齢消化器病学会・編集委員

講師
  • 武藤 久哲

    【専門分野】
    肝臓疾患
    【認定資格等】
    日本内科学総合内科専門医、日本消化器内科学会消化器病専門医、日本肝臓学会肝臓専門医、日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医、日本門脈亢進症学会会員、日本炎症再生医学会会員

助教
  • 舘野 晴彦

    【専門分野】
    消化器疾患全般
    【認定資格等】
    日本内科学会認定内科医・支部評議員、日本消化器病学会専門医

  • 髙原 頌子

    【専門分野】
    消化器疾患全般

  • 和田 悠良

    【専門分野】
    消化器疾患全般

助手
  • 梶野 裕太郎

    【専門分野】
    消化器疾患全般