薬剤部

部門の紹介

 当院の薬剤部は、院内のすべての医薬品に関わる業務に取り組んでいます。例えば、外来および入院患者さんの調剤をはじめ、院内製剤の調製、入院患者さんのための注射薬調剤、病棟の薬剤管理指導や持参薬の確認、薬剤に関する問い合わせの対応等の医薬品情報提供業務、治験(医薬品の開発) や新薬の評価です。その他に院内の感染予防対策や医療事故防止のために医師や看護師など他のスタッフと連携をとるなどして、医薬品に関する多くの業務と課題に取り組んでいます。
 調剤室では、1日平均250枚の処方箋調剤を行っています。調剤過誤・投薬ミスがないよう絶えず注意をし、入院患者さんのお薬は、必要に応じ病棟担当薬剤師が患者さんに直接お渡しし、説明するようにしています。
また、院外処方箋発行率は約90%で、中川薬剤師会に医薬品に関する情報を提供しています。
 注射薬管理室では、現在1日平均400枚の注射箋を患者さん毎にセットし、各病棟に配薬しています。
昨今、医療事故等の報道が多く目につくようになっていますが、当薬剤部では、医師やその他病院スタッフと情報交換を密にして、医薬品の適正使用に努めています。また、医師や看護師に対して、配合変化、ミキシング時や注射施行時の注意事項なども、随時、情報提供することで事故防止に努めています。

薬剤部内のご案内

  • 調剤室
    入院されている患者さんや外来の患者さんのお薬を調剤しています。
  • 注射室
    医師により処方された注射薬の投薬量・重複投与・配合変化・安定性などを確認し調剤します。注射薬自動払出装置(アンプルピッカー)を使用し患者さん毎、1施用毎にセットし、病棟に払い出しています。
   
   注射薬自動払出装置(アンプルピッカー)

  • 製剤室
    特殊な目薬や軟膏、病院内で使用される消毒薬などを調製しています。
  • 服薬指導
    患者さんのベッドサイドで、使用している薬の効能・用法・用量の説明はもちろんのこと、薬の副作用や併用している薬との相互作用などについて説明することによって、患者さんが安心して服用できるように指導しています。
  • 医薬品情報室
    医薬品の適正使用による安全かつ効果的な薬物療法実施のため、医薬品に関する情報の収集・整理を行い、医療従事者や患者さんに情報提供しています。
  • 入院前支援
    入院が決まった患者さんに対して、他の病院でもらった薬や使用しているサプリメントなどを事前に確認しています。手術の前に中止する薬がある場合は説明を行います。
  • 学生指導
    薬学部の学生の実習を受け入れています。将来患者さんのために役立つ薬剤師になれるよう、指導を行っています。
  • その他
    高カロリー輸液製剤や抗がん剤を薬剤部にて無菌的に調製しています。また、特定の薬物に対して薬物血中濃度モニタリングを行っており、患者個々への適正なる処方支援を行っています。アレルギー疾患の患者教育を実施しており、名古屋市の喘息教室に参加するなど、特に喘息患者さんの吸入薬の指導に力を入れています。
   
   製剤室での抗がん剤調製
                                                                         

スタッフ紹介

薬剤師
  • 25名