診療科所属長よりのメッセージ
国民の2~3人には1人が何等かのアレルギー疾患に罹患している時代であり、今後もアレルギーの患者さんは増える方向とされています。同時に、成人、小児共に、皮膚、呼吸器、眼、鼻など体の複数の部位に多彩なアレルギー症状が誘発されている患者さんは少なくありません。そこで、総合アレルギー科では、アレルギーセンター各科と連携し、原因が確定できず治療に苦慮されている患者さんに対し、大学病院として、より専門的な検査や治療を行います。
皮膚疾患に限らず、アレルギーによる症状を有する患者さんに対し、専門性の高い検査を行っています。特に皮膚アレルギーにおいては、アトピー性皮膚炎(スキンケア指導含む)、じんましん、接触皮膚炎、金属アレルギー、職業性皮膚疾患、手湿疹、食物アレルギー、口腔アレルギー症候群、花粉ー食物アレルギー症候群、ラテックスアレルギー、薬疹(即時型、遅延型)などに対し、パッチテストやプリックテスト、血液を使用した特異 IgE 抗体測定を行います。
また、重症のアトピー性皮膚炎の患者さんには生物学的製剤などによる全身療法やスキンケア指導・セルフケア教育入院を、金属アレルギーの患者様に対しては歯科の先生方と連携した診療を行います。また、花粉症やダニに対する舌下免疫療法も行っていますのでご相談ください。
近年では、小児期に発症した鶏卵や牛乳などの食物アレルギーの移行期や青年期の患者さんや魚類などの成人食物アレルギーの患者さんに対するに対する食物経口負荷試験も積極的に行っています。ばんたね病院アレルギーセンター各科の医師と連携し治療して参りますので、「これまで受診すべき病院が見つからなかった、、」というような、複数の症状にお困りの患者さんにも、ぜひ受診していただければと思います。
スタッフ紹介
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