令和3年度 藤田医科大学 ばんたね病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 2606 801 506 555 806 1075 1386 2117 1648 441
退院患者さんの年齢構成を調べると、その病院の特徴をある程度調べることができます。
当院は、地域の中核病院として幅広い年齢層の患者さんにご利用いただいております。

2021年度に当院を退院されたDPC対象患者さんを10歳刻みの年齢区分で集計したものです。
全退院患者数は11,941人です。最も患者数が多い年齢区分は、0歳~9歳の2,606人(21.8%)であり、次いで70歳代の2,117人(17.7%)、80歳代の1,386人(11.6%)です。また、60歳以上は5,096人であり、全体の46.8%を占めております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
アレルギー科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 84 10.91 10.28 1.19% 39.90
080100xxxx1xxx 薬疹、中毒疹-処置1:あり 36 3.36 4.72 0.00% 39.47
080100xxxx0xxx 薬疹、中毒疹-処置1:なし 12 7.33 11.44 0.00% 47.83
080010xxxx0xxx 膿皮症-処置1:なし - - 13.07 - -
080190xxxxxxxx 脱毛症 - - 3.36 - -
皮膚疾患に限らず、アレルギーによる症状を有する患者さんに対し、専門性の高い検査を行っています。特に皮膚アレルギーにおいては、アトピー性皮膚炎(スキンケア指導含む)、じんましん、接触皮膚炎、金属アレルギー、職業性皮膚疾患、手湿疹、食物アレルギー、口腔アレルギー症候群、花粉ー食物アレルギー症候群、ラテックスアレルギー、薬疹(即時型、遅延型)などに対し、パッチテストやプリックテスト、血液を使用した特異 IgE 抗体測定を行います。また、重症のアトピー性皮膚炎の患者さんには生物学的製剤による治療や、スキンケア指導・セルフケア教育入院を、金属アレルギーの患者様に対しては歯科の先生方と連携した診療を行います。また、花粉症やダニに対する舌下免疫療法も現在診療の準備を進めていますのでご相談ください。
ばんたね病院アレルギーセンター各科の医師と連携し治療して参りますので、「これまで受診すべき病院が見つからなかった、、」というような、複数の症状にお困りの患者さんにも、ぜひ受診していただければと思います。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx0xxx 食物アレルギー-処置1:なし 1674 1.04 2.35 0.00% 7.20
080270xxxx1xxx 食物アレルギー-処置1:あり 980 1.03 2.13 0.00% 3.40
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 41 3.42 10.28 0.00% 7.68
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他)-副病:なし 35 4.63 5.83 0.00% 1.14
040100xxxxx00x 喘息-処置2:なし-副病:なし 25 4.64 6.24 0.00% 6.48
アレルギーに関しては、喘息診断のための吸入試験や食物アレルギーの経口負荷試験などの検査に加え、喘息の吸入指導、アトピー性皮膚炎のスキンケア指導、栄養指導などアレルギーの専門知識を持ったメディカルスタッフ(アレルギーエデュケーター)による患者さんへの指導も行っています。また花粉症やアレルギー性鼻炎、結膜炎、喘息の根本的治療としての皮下および舌下免疫療法の導入なども行っています。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060035xx99x6xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-手術なし-処置2:6あり 95 3.76 4.54 0.00% 73.48
06007xxx9906xx 膵臓、脾臓の腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:6あり 80 4.71 5.44 0.00% 67.99
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上)-ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 74 6.20 4.74 4.05% 70.76
040040xx99080x 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:8あり-副病:なし 62 3.79 9.01 0.00% 70.65
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患-下肢静脈瘤手術等 43 2.98 2.75 0.00% 70.63
幅広い外科疾患に対応可能で、スタッフがそれぞれ専門医を取得しており、患者さんの治療に対応しています。消化器外科領域では、低侵襲治療である腹腔鏡下手術を取り入れており、ほとんどの臓器は腹腔鏡下手術を行なっています。また、肝胆膵外科領域では、高度技能指導医・認定医により、最先端の知識で患者さんに最も効率の良いテーラーメイド治療を提供しています。膵臓の手術は一般的に多くの周囲臓器を合併切除することがありますが、当外科では臓器温存手術を積極的に取り入れています。余分な切除を極力減らすことで、術後の患者さんの生活の質を長期的に良好に保つことができます。痔などの肛門疾患に対しても短期入院による積極的な根治手術を行なっています。小児・成人の脱腸(鼠径ヘルニア)に対しても腹腔鏡を用いた手術、局所麻酔で行う手術など多彩なオプションを用意し、患者さんにあった術式選択を行っていただきます。又、呼吸器外科に関しても内視鏡下手術を取り入れております。血管外科領域では腹部大動脈瘤のステント治療、下肢静脈瘤の最新式レーザー治療、焼灼治療など積極的に専門医が対応しています。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折-人工骨頭挿入術 肩、股等 126 26.94 25.32 53.17% 81.28
070343xx01x0xx 脊柱管狭窄(脊椎症を含む。) 腰部骨盤、不安定椎-脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 前方椎体固定等-処置2:なし 68 34.93 20.31 10.29% 71.76
160760xx97xx0x 前腕の骨折-手術あり-副病:なし 60 4.97 4.99 5.00% 60.28
160720xx01xxxx 肩関節周辺の骨折・脱臼-骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿等 35 21.46 14.64 14.29% 72.03
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。)-手術なし 34 17.38 19.34 32.35% 81.94
当科では各スタッフがそれぞれの専門性をいかしつつ、ほぼすべての整形外科疾患・外傷に対して適切な治療を行っております。手術についてはそれぞれの専門分野でスタンダードな手術から低侵襲手術や再生医療まで、最先端の治療法を取り入れ、病態にあわせた最適な方法を選択しています。当科には人工関節センターと二つの専門外来(股関節外来・小児整形外科外来と脊椎外来)が設置されており、変形性股関節症に対してはナビゲーションなどの手術支援システムを併用した低侵襲人工股関節手術が、脊柱管狭窄症、脊椎椎体骨折、椎間板ヘルニアに対しては手術ナビゲーション、脊髄神経モニタリング、手術用顕微鏡、X線透視など駆使した低侵襲手術が提供されています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物-皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等-処置1:なし 10 14.40 4.01 0.00% 24.70
020230xx97x0xx 眼瞼下垂-手術あり-処置2:なし - - 2.94 - -
100100xx97x0xx 糖尿病足病変-手術あり-処置2:なし - - 24.37 - -
160200xx0200xx 顔面損傷(口腔、咽頭損傷を含む。)-鼻骨骨折整復固定術等-処置1:なし-処置2:なし - - 5.16 - -
080150xx97xxxx 爪の疾患-手術あり - - 4.73 - -
当科の診療は形成外科全般に渡り、地域医療のニーズに幅広く答えられるようにしています。手術においては、皮膚の取り扱いに最大限の心配りを行い、整容的に満足の得られるように配慮をしています。特に生まれつきのあざや傷痕に対するレーザー治療に関して、豊富な臨床経験を持ちます。
 生まれつきの形の異常、けが、できものなどによる体の表面の欠損や変形を修復することを目標にしており、治療範囲は広く、多岐にわたっているため、どのような疾患を扱っているか、わかりにくい部分もあるかと思います。ご不明な点がございましたら、わかりやすく丁寧に説明いたしますので、まずはご相談ください。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx01x0xx 未破裂脳動脈瘤-脳動脈瘤頸部クリッピング等-処置2:なし 150 12.60 15.26 0.00% 65.31
010070xx01x0xx 脳血管障害-脳血管内手術等-処置2:なし 63 12.83 13.73 1.59% 71.48
010120xx01xxxx 特発性(単)ニューロパチー-三叉神経節後線維切截術等 62 14.77 13.59 0.00% 64.42
010070xx02x0xx 脳血管障害-経皮的頸動脈ステント留置術-処置2:なし 58 10.95 9.23 6.90% 71.81
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤-手術なし-処置1:あり-処置2:なし 53 3.25 2.99 1.89% 64.57
急性期脳卒中をはじめ、脳腫瘍、脊髄・脊椎疾患、内視鏡治療、頭部外傷、三叉神経痛をはじめとし24時間体制で患者様の治療にあたっています。
治療内容としては、脳神経外科全般治療に最近ではカテーテルによる血管内外科治療を含め治療が提供できます。画像診断も精度を上げ高精度な診断に脳機能診断も可能になっています、他ニューロナビゲーションシステム支援下での顕微鏡手術、神経内視鏡を用いた三叉神経痛の先進的、低侵襲治療を提供しています。
地域中核病院として皆様方の健康、疾患完治に対する予防をはじめとし地域医療の貢献に努めたいと思います。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍-腹腔鏡下腟式子宮全摘術等 153 5.96 6.04 0.00% 43.83
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍-手術なし-処置2:4あり-副病:なし 126 3.39 4.34 0.00% 58.83
12002xxx02x0xx 子宮頸・体部の悪性腫瘍-子宮頸部(腟部)切除術等-処置2:なし 86 2.42 3.05 0.00% 38.80
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-手術なし-処置2:5あり-副病:なし 80 3.15 4.23 0.00% 59.49
120010xx99x40x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍-手術なし-処置2:4あり-副病:なし 77 2.74 4.87 0.00% 57.68
子宮筋腫や卵巣腫瘍などの婦人科良性腫瘍に対しては、婦人科内視鏡技術認定医が内視鏡下手術を積極的に行っております。従来の開腹手術に比べ、手術創が小さく、身体への負担が少ないため術後の回復が早く、早期の退院が可能となっております。
子宮頸癌、子宮体癌、卵巣癌といった婦人科悪性腫瘍疾患に対しては3名の婦人科腫瘍専門医が中心となって手術、化学療法など先進的な治療を行っています。分娩はできるだけ自然分娩を行いますが希望があれば医師と相談の上、計画分娩も行います。
不妊症については、子宮卵管造影検査・腹腔鏡検査などによる不妊症原因の検索・排卵誘発剤の投与、超音波による排卵のタイミング指導、人工授精などを行っています。現在、体外受精は当院では行っておりませんので、対象となる方には適切な施設を紹介しております。
更年期障害を訴える方には、ホルモン補充療法や症状にあった漢方薬による治療にも力を入れています。
その他、子宮癌検診や不正出血、月経不順、月経困難症、性感染症、性器脱などの検査・治療を行っています。

眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx1 白内障、水晶体の疾患-手術あり-両眼 89 6.18 4.83 1.12% 76.51
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患-手術あり-片眼 51 2.96 2.71 1.96% 71.02
020200xx9710xx 黄斑、後極変性-手術あり-処置1:あり-処置2:なし 24 9.08 6.14 0.00% 74.88
020160xx97xxx0 網膜剥離-手術あり-片眼 20 13.80 8.48 0.00% 57.85
020180xx97x0x0 糖尿病性増殖性網膜症-手術あり-処置2:なし-片眼 - - 6.59 - -
白内障や緑内障など一般的によくみられる眼科疾患に加えて、高血圧や糖尿病など全身疾患に伴う眼底病変等を診療しております。また、藤田医科大学総合アレルギーセンターの一翼を担う形で総合アレルギー科や小児科、皮膚科、呼吸器内科、消化器内科、耳鼻咽喉科と連携しながら診療しています。
手術治療では、白内障はもとより、加齢黄斑変性や網膜静脈閉塞症、糖尿病黄斑浮腫などに対する血管内皮増殖因子阻害薬の硝子体内注射や、糖尿病網膜症や網膜剥離、黄斑前膜、黄斑円孔などの網膜硝子体疾患に対する硝子体手術にも力を入れています。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸-手術なし-処置1:あり 555 2.00 2.03 0.00% 30.62
030250xx970xxx 睡眠時無呼吸-手術あり-処置1:なし 166 8.84 8.45 0.00% 21.71
030400xx99xxxx 前庭機能障害-手術なし 56 6.54 4.92 0.00% 61.34
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎-手術なし 49 6.20 5.71 0.00% 36.63
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 31 8.97 7.84 0.00% 24.55
当教室は睡眠呼吸障害(睡眠時無呼吸症候群)、感染症、鼻科手術、中耳手術、頭頸部腫瘍を中心に臨床・研究を行っており、すべての耳鼻咽喉科治療に精通しています。
当科に併設されている睡眠健康センターでは、関連全科の協力のもと、睡眠呼吸障害全般の外来でのスクリーニング、入院にての終夜モニター検査、ねむけの検査、超高速 MRI 検査、薬物睡眠下内視鏡検査、経鼻-CPAP 使用による検査治療などの診断技術を用いて障害部位の診断とその程度を把握し、患者さんに最良の治療法を選択しております。睡眠呼吸障害は、幼少児の突然死・発育障害、成人・高齢者の高血圧、小児・成人の心肺機能不全等全身的に多くの問題を引き起こすもととなるとも考えられ、日中傾眠は学業・仕事・車の運転にも支障を来します。睡眠呼吸障害およびいびきに関するお悩み等ございましたらお気軽にご相談ください。
神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990411 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:1あり-発症前Rankin Scale 0、1又は2 43 21.37 17.48 30.23% 72.23
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:なし-発症前Rankin Scale 0、1又は2 23 20.57 15.63 30.43% 75.17
010160xx99x00x パーキンソン病-手術なし-処置2:なし-副病:なし 12 29.17 17.86 25.00% 75.17
010060x2990211 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満)-手術なし-処置1:なし-処置2:2あり-副病:1あり-発症前Rankin Scale 0、1又は2 11 18.64 17.61 18.18% 80.09
010130xx99x4xx 重症筋無力症-手術なし-処置2:4あり 11 8.46 16.34 0.00% 66.82
脳神経内科は筋、末梢神経、脊髄そして脳といった神経系の臓器を扱うのですが、他の臓器にはみられないような変性疾患(いわゆる神経難病)も多数あります。近年の⾼齢社会では認知症や全⾝疾患に合併する神経疾患が多く見られるようになりました。
神経難病の典型例はパーキンソン病ですが現在は多数の治療薬があります。頭痛、めまい、痺れ、痛み、けいれん、不随意運動(勝⼿に顔や⾸などの⼀部が動いてしまう)なども当科で扱うことが多いのですが、処⽅の⼯夫によって少しでも患者さんの⽣活が楽になるように努⼒しています。
当教室では稀少な疾患にも対応できる真の脳神経内科専⾨医の育成を⼼がけ、他領域の専⾨医とのレベルの高いコンサルテーションにより総合的診療を行うことができるようにと考えております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 29 8.62 9.22 0.00% 68.21
080010xxxx0xxx 膿皮症-処置1:なし 27 12.11 13.07 0.00% 64.22
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。)-その他の手術あり-処置1:なし - - 4.66 - -
080050xxxxxxxx 湿疹、皮膚炎群 - - 10.28 - -
180060xx97xxxx その他の新生物-手術あり - - 6.18 - -
あざ・顔面色素斑のレーザー治療
色素レーザー(Vビーム2)、Qスイッチルビーレーザー、炭酸ガスレーザーを設置しレーザー外来も行っております。保険診療によるあざのレーザー治療(単純性血管腫、乳児血管腫、毛細血管拡張症、太田母斑、異所性蒙古斑)を主体に行なっていますが、自費診療によるレーザー治療も行っております(老人性色素斑、日光黒子、真皮メラノーシス、その他)。

アレルギー皮膚疾患
アトピー性皮膚炎、蕁麻疹、接触皮膚炎、薬疹をはじめアレルギー皮膚疾患の診療をアレルギーセンターの一科としても担っております。
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり 41 3.07 2.50 2.44% 72.17
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍-膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術-処置2:なし 18 7.72 7.02 0.00% 75.78
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 11 11.64 13.14 0.00% 65.09
110060xx97x0xx 腎盂・尿管の悪性腫瘍-その他の手術あり-処置2:なし - - 8.28 - -
110060xx99x20x 腎盂・尿管の悪性腫瘍-手術なし-処置2:2あり-副病:なし - - 9.69 - -
当科では、老若男女を問わず、先天性疾患から尿路結石や尿路感染症、悪性腫瘍まで専門分野を限定せずに全ての腎泌尿器疾患の一般診療を行なっております。
加えて藤田医科大学病院と定期的なカンファレンスで密な連携を図っているため、専門性の高い診療や手術、ロボット支援手術を必要とする場合は、同病院や患者さんの希望に合わせて他の病院へご紹介しております。
当科常勤医師は日本泌尿器科専門医と日本救急医学会専門医を取得しており、泌尿器分野に限らず全身状態を考慮した診療を心掛け、一人一人の患者様の声に向き合い、より良い生活を送れるように、それぞれのニーズにあった医療を行ってまいります。
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040110xxxxx0xx 間質性肺炎-処置2:なし 51 23.45 18.42 5.88% 77.25
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:あり-処置2:なし 44 4.71 3.30 0.00% 70.23
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし 38 25.58 20.57 26.32% 84.47
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:4あり-副病:なし 33 15.61 9.07 0.00% 69.21
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 26 17.08 13.12 3.85% 77.46
本教室は、呼吸器疾患全般・アレルギー疾患をはじめ幅広く内科的疾患の診療・研究を行っています。日常診療においては、気管支ぜん息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断・治療、肺癌の早期発見・内科的治療、胸水貯留疾患における胸腔鏡検査、肺感染症や間質性肺炎などのびまん性肺疾患の診断と治療を主体に行い、国内外の学会に研究成果を発表し、最新で最良の医療を患者さまに選択していただけるように教室員一同、日々努力を続けております。

治りにくい咳や気管支ぜん息には、呼吸機能検査、気道過敏性検査、咳感受性検査、呼気一酸化窒素測定、喀痰中の好酸球検査、Impulse oscillometry(IOS)等の専門的な検査を施行し、最新の知見に基づいた的確な診断を心がけています。また、ぜん息発作の誘因となるアレルゲン(ダニ、ペット、昆虫、カビ、薬物など)に関しては、問診と血液検査などで原因をつきとめ、患者さんが安心して生活できるように尽力致します。

気管支ぜん息の治療は、徹底した吸入指導のもと吸入ステロイド薬を中心として行っており、患者さん向けに吸入指導のDVDを作成し、動画を公開することで吸入手技の啓発活動にも力を入れています。吸入操作は目で確認できる操作の他に,目で見えない部分(口の中の舌の動き)にも注意するべきだと考え、世界発の数々の論文を発表しております。患者さんになるべく簡単で確実に理解してもらうために、「ホー吸入」と名付けた舌の動きがわかる3Dアニメーション(約6分30秒)を作成いたしました。この3Dアニメーションは、日本喘息学会のホームページ(URL:http://jasweb.or.jp/)、もしくは、Youtubeで「吸入時のベストな舌の位置 ホー吸入」で検索すると視聴できます(URL: https://www.youtube.com/watch?v=tfAstRuW5x8&feature=youtu.be)。
当教室では、「ホー吸入」を丁寧に繰り返し吸入指導をすることで,多くの患者さんに「咳が止まった!!」と喜びの声をいただいております。また、一般的な治療を行っても改善の乏しい患者さまに対しては、抗体製剤を使用した抗体療法や、気管支サーモプラスティーを積極的に施行しております。

また、過敏性肺炎やアレルギー性気管支肺アスペルギルス症(ABPA)、アレルギー性血管炎など、環境中の吸入抗原によって引き起こされる疾患に対しては、原因の特定のために患者さまの環境を調査し、的確な診断を致します。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050070xx01x0xx 頻脈性不整脈-経皮的カテーテル心筋焼灼術-処置2:なし 152 4.93 4.79 0.66% 66.61
050130xx9900xx 心不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 124 18.20 17.35 4.84% 83.48
050050xx9910xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-手術なし-処置1:1あり-処置2:なし 94 3.03 3.06 3.19% 70.27
050050xx0200xx 狭心症、慢性虚血性心疾患-経皮的冠動脈形成術等-処置1:なし、1,2あり-処置2:なし 59 3.86 4.36 1.69% 69.61
050210xx97000x 徐脈性不整脈-手術あり-処置1:なし、1,3あり-処置2:なし-副病:なし 32 12.13 10.24 0.00% 79.16
地域の基幹病院として、近隣の医療機関と密な連携を取りながら、各分野の専門スタッフが、循環器疾患全般にわたって専門医療を提供しています。検査機器は、3D心臓超音波断層検査装置や冠動脈疾患を低侵襲で診断可能なマルチスライスCTをはじめ、心臓カテーテル検査装置、心臓同期MRI、経食道心臓超音波検査装置、トレッドミル負荷心電図、ホルター心電図など、医療機器が配備され、侵襲的検査から非侵襲的検査まで充実しています。また、24時間態勢で急性心筋梗塞や急性心不全等、循環器疾患に対応しています。カテーテルアブレーションやペースメーカー植込みとその外来管理等の不整脈疾患に対する診療も充実しています。

得意分野
①不整脈・カテーテルアブレーション
不整脈には治療が不要な軽症のものから、致死性の重症のものまで幅広く含まれることから、その診断と治療に悩まれることが多いと思います。この中で、特に増加しているのは心房細動です。第一の原因は高齢化ですが、高血圧や糖尿病など生活習慣病とも深い関連があります。心房細動は血栓症や心不全を合併することがあるため、長い目で見ると予後が良好な疾患とはいえず、早期の診断と治療が望まれます。当院では3Dマッピングシステムを用いたカテーテルアブレーションを行っております。対象となるのは心房細動、発作性上室頻拍、心室頻拍、心室期外収縮などです。また、従来のペースメーカに加えて、電極リードが不要なリードレスペースメーカや遠隔モニタリングによるきめ細かなフォローも行っております。不整脈でお悩みの患者さんのご紹介やご相談を頂けますと幸甚に存じます。
②急性心筋梗塞・狭心症
急性心筋梗塞、不安定狭心症には24時間態勢で対応しており、緊急カテーテル検査および緊急冠動脈形成術については十分な実績があります。愛知県医師会からは急性心筋梗塞システム医療機関として指定を受けています。さらに再発予防の観点から、心臓リハビリテーションなどの運動療法にも取り組んでいます。また、冠動脈疾患の非侵襲的検査として、3D心臓超音波断層検査、超高速320列マルチスライスCTや心肺同時運動負荷試験 (CPX)、ホルター心電図検査等を患者さんに応じて外来で行っています。
③心不全
急性心不全に対しても24時間態勢で対応しています。血行動態の安定化を図るだけではなく、心筋ダメージを極力抑え、長期予後も伸ばせるように心筋保護に心がけた急性期治療を行っています。また、心不全の原因疾患に対しても適切な治療方針を検討し、心不全の再発予防に心がけています。息切れや浮腫があり心不全の鑑別目的に紹介いただいた症例については、即日、3D心臓超音波断層検査や血中バイオマーカー測定を行い、迅速に診断と治療方針を報告できるように心がけています。
腎臓内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110280xx9900xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 40 10.33 10.39 5.00% 67.25
110290xx99x0xx 急性腎不全-手術なし-処置2:なし 13 15.54 14.23 30.77% 76.46
110280xx9901xx 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-手術なし-処置1:なし-処置2:1あり 12 25.00 13.74 8.33% 69.17
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 10 16.50 13.14 10.00% 78.50
110280xx02x00x 慢性腎炎症候群・慢性間質性腎炎・慢性腎不全-動脈形成術、吻合術 その他の動脈等-処置2:なし-副病:なし - - 7.87 - -
当科では慢性腎臓病に対しての治療を主体に行っております。
初診の際は、まず血液・尿検査や画像検査によって原因検索を行い、原疾患に応じた治療を行っていきます。
ただし、原因の如何に関わらず、高血圧・高血糖・高脂血症等の生活習慣病をしっかりコントロールすることが大切であるため、内服薬の調整や栄養指導を行い、慢性腎臓病と各種合併症の進行を予防していきます。
食事療法や疾患についてより深く理解されたい場合は、1週間程度の腎不全教育入院も行っております。
それらの治療を行ったにも関わらず、腎機能が著明に低下して末期腎不全となった場合は、腎臓の機能を代償する治療が必要になります。
選択肢としては血液・腹膜透析と腎移植があり、相談した上で最適と思われる治療法を選択していきます。
当院では血液透析のみしか行っておりませんので、腹膜透析と腎移植についてご希望される場合は、近隣で対応可能な施設をご紹介させていただきます。
当院への頻回の通院が困難な場合は、普段はかかりつけの先生に治療していただき、時々当院にて病状の確認や専門的なアドバイスをさせていただくことも可能です。その他、ご要望がありましたらお気軽にご相談ください。
内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:1あり 41 15.02 14.41 2.44% 65.51
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡-処置2:なし-副病:なし - - 13.25 - -
100250xx99x20x 下垂体機能低下症-手術なし-処置2:2あり-副病:なし - - 4.42 - -
10006xxxxxx1xx 1型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)-処置2:1あり - - 13.42 - -
100180xx990x0x 副腎皮質機能亢進症、非機能性副腎皮質腫瘍-手術なし-処置1:なし-副病:なし - - 6.66 - -
年々増加する糖尿病について薬物療法はもちろん、食事・運動療法はじめ、様々な検査、指導にスタッフ一丸となり取り組むことで患者さんに適切な診断・治療が提供できるよう、専門医資格を有する常勤医3名体制で診療を行っています。他科と連携についても、特に手術に際し血糖コントロールが必要な患者さんに対して適切なコントロールを行うことで安全に手術に臨んでいただき、術後も安定したコントロールで退院していただけるようにすること等、専門性を活かした診療支援体制を構築しています。また、慢性期の適切な疾病管理のために病診連携による近隣医療機関との連携に力を入れています。また、甲状腺、間脳下垂体などの内分泌疾患の診断・治療についても、藤田医科大学病院との密接な協力体制のもと、最適な医療をお届けできるようにとりくんでいます。
救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症-手術なし 16 16.13 13.14 31.25% 76.06
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎-手術なし-処置2:なし - - 20.57 - -
161070xxxxx00x 薬物中毒(その他の中毒)-処置2:なし-副病:なし - - 3.70 - -
0400801499x003 肺炎等(市中肺炎かつ75歳以上)-手術なし-処置2:なし-副病:なし-A-DROP スコア3 - - 17.38 - -
100391xxxxxxxx 低カリウム血症 - - 12.72 - -
当科は、救急車で来院された患者さんを中心に、特に急激な痛み、苦しみなどを訴える患者さんに、その人の訴えや状態に基づき、まず緊急の対応が必要なのかどうかを判断し、緊急対応が必要な場合、迅速に専門診療科と共同で治療に当たります。また、痛みや吐き気などの苦痛が強い場合は、苦痛を取り除く治療を最優先とします。緊急性の有無の判断を行い、緊急性がないと判断した場合は、後に該当する専門診療科を受診していただくことになります。
 また、我々救急医は、全身を診るという特技を生かし、ICUに入室するような重症患者さんの管理も行い、特定の臓器のみではなく、体全体をトータルで診て、関係診療科と共に、重症患者さんを中心に、患者中心の最善の医療を日夜追及しております。我々救急医は、ほぼ24時間、院内に滞在し、ICU管理はもちろん入院患者さんの急変などにも対応し、堅実な医療安全の確保を担保しています。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。)-内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 135 2.86 2.65 0.00% 65.92
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎-限局性腹腔膿瘍手術等-処置2:なし-副病:なし 46 19.65 9.21 2.17% 74.78
060380xxxxx00x ウイルス性腸炎-処置2:なし-副病:なし 38 16.29 5.53 0.00% 54.95
060130xx9900xx 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患)-手術なし-処置1:なし-処置2:なし 37 12.95 7.74 5.41% 53.38
060035xx99x0xx 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍-手術なし-処置2:なし 27 4.44 8.04 3.70% 74.41
消化器疾患のすべての領域をカバーしていますが、特に、内視鏡診断・治療や超音波診断を積極的に行い、低侵襲な治療を心がけています。

特殊内視鏡でがんの早期発見
内視鏡検査は拡大観察機能を備えたスコープを用いて、狭帯域光観察も行い、精度の高い検査をしています。通常の内視鏡検査ではわかりにくいがんをより早期の状態で発見し、身体に侵襲の少ない治療を行っています。経口での内視鏡検査が苦痛な方には経鼻内視鏡を用いて検査を行っています。

膵石に対するESWL
慢性膵炎に伴う膵石に対して、内視鏡治療のみで治療が出来ない場合、体外衝撃波結石破砕療法(extracorporeal shock wave lithotripsy:ESWL)を組み合わせることで結石を破砕し除去することが出来ます。

撲滅可能なC型肝炎
C型肝炎の治療は1992年のIFN導入に始まりますが、現在はIFNを使わない内服薬のみの治療を行っています。IFN治療に比べると副作用は格段に軽く、治療期間も8あるいは12週間と短くなり通院での治療が可能です。高齢者でも代償性肝硬変でも約95%の患者さんでHCVの駆除が可能です。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 24 - - 34 - - 1 8
大腸癌 31 37 36 52 24 137 2 9
乳癌 - 20 - - - - 1 8
肺癌 13 - 21 92 41 20 1 8
肝癌 10 - - - - - 2 6
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
日本で現在最も罹患数の多い5つのがん(大腸がん、肺がん、胃がん、肝がん、乳がん)の病期(ステージ)ごとの症例数です。
当院における5大癌の患者数を初発のUICC病期分類および再発患者数に分けて集計しました。
なお再発がんは症例数のみを別に集計しています。
がんの症例数をみることで、その病院がどの程度がんを治療しているかを知ることができます。
また、病期分類別にみることによってその病院の診療の幅広さを知ることができます。

<特徴>
大腸がん・肺がん・胃がんに対する治療を行っています。
大腸がん・胃がんについては、StageIの患者数が多く、早期の治療を行っておりますが、StageⅢ・StageIVの患者数も多く、積極的に取組んでいます。
肺がんは、StageⅢ・StageIVの患者数が多いことがわかります。

(年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています)
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 10 8.00 55.20
中等症 63 17.83 82.05
重症 7 12.57 89.71
超重症 8 10.25 79.63
不明 - - -
当院における成人(15歳以上)の肺炎患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を示しています。
肺炎で入院した患者さんの重症度を、DPC様式1「肺炎の重症度分類」基準に沿って集計しました。
患者数が最も多いのは、中等症の63人であり、次いで軽症の10人です。また、平均在院日数では、中等症が最も長く17.83日、次いで重症の12.57日です。平均年齢では、重症が最も高く89.71歳、次いで中等症の82.05歳です。

肺炎は、クリティカル・パス策定が困難な疾患ではありますが、その中でも成人の「市中肺炎」については、標準化または治療ルールの設定を検討し治療計画を常に見直しています。

(年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています)
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 128 21.31 74.34 20.67%
その他 22 18.64 74.41 3.33%
脳梗塞の患者さんを対象として、その発症から入院までの日数別に症例数、平均在院日数、平均年齢、転院率を示しています。
脳梗塞(発症から3日以内)は128人、平均在院日数は21.31日であり、平均年齢は74.34歳です。

当院は、主に発症3日以内の脳梗塞の診断、治療を行う急性期病院として多職種のチーム医療を行い、治療効果を上げています。
また、地域連携クリティカル・パスを用いて回復期リハビリテーション病院等と連携し脳卒中治療を行っています。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 66 2.44 6.67 1.52% 63.42
K6335 鼠径ヘルニア手術 47 1.28 3.57 4.26% 74.09
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 42 10.86 17.71 7.14% 75.40
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 38 0.47 1.47 0.00% 70.68
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 27 1.59 4.22 3.70% 64.96
外科では、患者さんに最新の知識のもとで、安全で信頼される治療を提供いたします。上部消化器外科、下部消化器外科、肝胆膵外科、血管外科、小児外科、呼吸器外科、乳腺外科と幅広い疾患に対応しています。鼠径ヘルニアなど一般外科の手術を多く実施する一方で、胆嚢摘出術を始め低侵襲な腹腔鏡手術を積極的に提供しております。また血管外科である静脈瘤手術もクリティカル・パスを用いて短期間でも安全な医療を提供しております。

腹腔鏡下胆嚢摘出術の患者数が66人と最も多く、平均術前日数2.44日、平均術後日数6.67日、転院率1.52%、平均年齢は63.42歳です。
2番目に多い手術は、鼠径ヘルニア手術であり、患者数が47人、平均術前日数は1.28日、平均術後日数は3.57日、転院率は4.26%、平均年齢は74.09歳です。
3番目に多い手術は、腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術であり、患者数が42人、平均術前日数10.86日、平均術後日数17.71日、転院率7.14%、平均年齢75.40歳です。
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1423 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定) 74 3.20 30.69 13.51% 71.35
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 etc. 64 2.28 25.19 12.50% 74.89
K0732 関節内骨折観血的手術 胸鎖、手、足 etc. 54 1.06 7.06 5.56% 63.07
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 etc. 53 5.04 18.45 45.28% 79.17
K0731 関節内骨折観血的手術 肩、股、膝、肘 etc. 49 2.61 14.90 28.57% 65.27
整形外科では、脊椎手術、人工関節手術・外傷骨折手術の入院治療を多く行い、術後はリハビリ病院との連携を行っています。

脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(後方椎体固定)の患者数が74人と最も多く、平均術前日数は3.20日、平均術後日数は30.69日、転院率は13.51%、平均年齢は71.35歳です。
2番目に多い手術は、人工関節置換術 肩、股、膝 etc.であり、患者数が64人、平均術前日数2.28日、平均術後日数25.19日、転院率12.50%、平均年齢は74.89歳です。
3番目に多い手術は、関節内骨折観血的手術 胸鎖、手、足 etc.であり、患者数が54人、平均術前日数1.06日、平均術後日数7.06日、転院率5.56%、平均年齢63.07歳です。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 119 1.72 11.34 0.84% 65.65
K160-2 頭蓋内微小血管減圧術 86 2.21 11.56 0.00% 62.42
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 59 2.90 7.07 6.78% 71.64
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 58 0.47 8.41 5.17% 74.34
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 35 3.86 13.23 11.43% 65.69
脳神経外科では、脳動脈瘤頸部クリッピング術を多く実施しております。
また、最新型の顕微鏡や血管造影の機械も導入されており高度で安全な治療を提供しております。

脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所)の患者数が119人と最も多く、平均術前日数は1.72日、平均術後日数は11.34日、転院率は0.84%、平均年齢は65.65歳です。
2番目に多い手術は、頭蓋内微小血管減圧術であり、患者数が86人、平均術前日数2.21日、平均術後日数11.56日、転院率0.00%、平均年齢62.42歳です。
3番目に多い手術は、経皮的頸動脈ステント留置術であり、患者数が59人、平均術前日数2.90日、平均術後日数7.07日、転院率6.78%、平均年齢は71.64歳です。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの etc. 101 0.97 4.28 0.00% 34.64
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術 89 1.00 4.57 0.00% 48.46
K867 子宮頸部(腟部)切除術 86 0.38 1.04 0.00% 38.80
K872-2 腹腔鏡下子宮筋腫摘出(核出)術 48 1.00 4.38 0.00% 37.15
K879 子宮悪性腫瘍手術 41 1.29 15.39 0.00% 58.20
産婦人科では、安全で低侵襲な腹腔鏡を使用して多くの手術を実施しております。
手術後も短期間での退院が可能となっております。また、悪性腫瘍の手術も多数実施しております。

子宮附属器腫瘍摘出術(両側) 腹腔鏡によるもの etc.の患者数が101人と最も多く、平均術前日数は0.97日、平均術後日数は4.28日、転院率は0.00%、平均年齢は34.64歳です。
2番目に多い手術は、腹腔鏡下腟式子宮全摘術であり、患者数が89人、平均術前日数1.00日、平均術後日数4.57日、転院率0.00%、平均年齢は48.46歳です。
3番目に多い手術は、子宮頸部(腟部)切除術であり、患者数が86人、平均術前日数0.38日、平均術後日数1.04日、転院率0.00%、平均年齢は38.80歳です。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他) 137 0.15 4.01 1.46% 74.47
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 59 1.22 9.49 0.00% 67.34
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) - - - - -
K279 硝子体切除術 - - - - -
K249 角膜潰瘍掻爬術、角膜潰瘍焼灼術 - - - - -
眼科では、白内障の手術を多く実施しており、クリティカル・パスを用いて短期間でも安全な医療を提供しております。また、硝子体手術にも力を入れております。

水晶体再建術(眼内レンズを挿入)(その他)の患者数が137人と最も多く、平均術前日数は0.15日、平均術後日数は4.01日、転院率は1.46%、平均年齢は74.47歳です。
2番目に多い手術は、硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)であり、患者数が59人、平均術前日数1.22日、平均術後日数9.49日、転院率0.00%、平均年齢は67.34歳です。

(年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています)
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術 摘出 etc. 159 1.34 6.91 0.00% 18.45
K347-3 内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術) 48 0.98 6.25 0.00% 41.19
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 27 0.44 5.00 0.00% 31.11
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術3型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 13 1.15 6.54 0.00% 46.69
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 - - - - -
耳鼻咽喉科では、睡眠呼吸障害・睡眠時無呼吸症の治療を多く行っています。
クリティカル・パスを使用し、短期間でも安全な医療を提供しております。

口蓋扁桃手術(摘出)の患者数が159人と最も多く、平均術前日数は1.34日、平均術後日数は6.91日、転院率は0.00%、平均年齢は18.45歳です。
2番目に多い手術は、内視鏡下鼻中隔手術1型(骨、軟骨手術)であり、患者数が48人、平均術前日数0.98日、平均術後日数6.25日、転院率0.00%、平均年齢は41.19歳です。
3番目に多い手術は、扁桃周囲膿瘍切開術であり、患者数が27人、平均術前日数0.44日、平均術後日数5.00日、転院率0.00%、平均年齢は31.11歳です。
他にも副鼻腔炎の内視鏡手術、耳下腺・顎下腺・甲状腺の良悪性問わず根治手術なども得意分野です。
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 19 1.00 7.21 0.00% 76.00
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 10 1.90 7.90 10.00% 70.90
K7812 経尿道的尿路結石除去術 その他のもの - - - - -
K6153 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(その他) - - - - -
K800-2 経尿道的電気凝固術 - - - - -
泌尿器科では、尿道を経由して内視鏡を挿入し、手術を行う「経尿道的手術」を行っています。
体への負担も少なく、手術後も早期に退院が出来ます。

膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用)の患者数が19人と最も多く、平均術前日数は1.00日、平均術後日数は7.21日、転院率は0.00%、平均年齢は76.00歳です。
2番目に多い手術は、経尿道的尿管ステント留置術であり、患者数が10人、平均術前日数1.90日、平均術後日数7.90日、転院率10.00%、平均年齢は70.90歳です。

(年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています)
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5951 経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ) 136 2.06 3.59 0.00% 68.28
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 50 1.56 2.70 0.00% 69.04
K5952 経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他) 28 1.86 4.89 3.57% 63.43
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 20 3.80 9.30 0.00% 82.10
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術(急性心筋梗塞) 15 0.00 20.13 13.33% 71.93
循環器内科では、狭心症や心筋梗塞に対して、心臓カテーテルを用いた「経皮的冠動脈ステント留置術」や「経皮的冠動脈形成術」を多く実施しております。
また、不整脈などに対しては、ペースメーカー移植を多数実施しています。2020年7月からは経皮的カテーテル心筋焼灼術を実施しております。

経皮的カテーテル心筋焼灼術(心房中隔穿刺、心外膜アプローチ)の患者数が136人と最も多く、平均術前日数は2.06日、平均術後日数は3.59日、転院率は0.00%、平均年齢は68.28歳です。
2番目に多い手術は、経皮的冠動脈ステント留置術(その他)であり、患者数が50人、平均術前日数1.56日、平均術後日数2.70日、転院率0.00%、平均年齢69.04歳です。
3番目に多い手術は、経皮的カテーテル心筋焼灼術(その他)であり、患者数が28人、平均術前日数1.86日、平均術後日数4.89日、転院率3.57%、平均年齢は63.43歳です。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 140 1.59 2.24 0.71% 67.40
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 38 2.05 22.50 7.89% 76.21
K654 内視鏡的消化管止血術 21 0.86 11.91 4.76% 74.43
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 17 0.94 1.47 0.00% 62.24
K533-2 内視鏡的食道・胃静脈瘤結紮術 16 1.38 14.19 6.25% 67.88
消化器内科では、内視鏡的大腸ポリープ切除を多く行っており、入院期間もおよそ3日前後です。
「胆道ステント留置術」は、胆管の詰まりに対して内瘻チューブを胆管内に留置する治療方法です。

内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満)の患者数が140人と最も多く、平均術前日数は1.59日、平均術後日数は2.24日、転院率は0.00%、平均年齢は67.40歳です。
2番目に多い手術は、内視鏡的胆道ステント留置術であり、患者数が38人、平均術前日数2.05日、平均術後日数22.50日、転院率7.89%、平均年齢は76.21歳です。
3番目に多い手術は、内視鏡的消化管止血術であり、患者数が21人、平均術前日数0.86日、平均術後日数11.91日、転院率4.76%、平均年齢74.43歳です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 21 0.18%
180010 敗血症 同一 20 0.17%
異なる 25 0.21%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 32 0.27%
異なる - -
当院における播種性血管内凝固症候群(DIC)(DPC6桁:130100)、敗血症(DPC6桁:180010)、その他の真菌感染症(DPC6桁:180035)、手術・処置の合併症(DPC6桁:180040)の症例数と発生率を集計したものです。
入院の契機の「同一」とは、入院の契機となった傷病名(DPC6桁)と医療資源を最も投入した傷病名(DPC6桁)が同じ場合、「異なる」とは、入院の契機となった傷病名(DPC6桁)と医療資源を最も投入した傷病名(DPC6桁)が異なる場合になります。
播種性血管内凝固症候群の例では、「入院の契機と同一」とは、入院した時に播種性血管内凝固症候群と診断された患者さんであり、「入院の契機と異なる」とは、入院した時には別の病気で入院しましたが、その後に播種性血管内凝固症候群を発症し、入院した時の病気の治療よりも播種性血管内凝固症候群の治療に時間を要した場合を示しています。

また、発生率は各症例数の全退院患者数(11,941人)に対する発生率を示しています。

なお、手術・処置等の合併症については、手術や処置により一定の割合で起こり得るものです。
手術・処置等の合併症の内訳として、術後感染症等があります。入院後に適切な治療を判断して行っています。

(年間患者数が10人未満の場合は「-」ハイフン表示となっています)
更新履歴
2022/10/1
2022年度病院指標作成